小田原職人学校設立推進協議会が11月28日、研修の一環として、小田原城北工業高校の生徒と歴史的建造物の修復を行った。
修復したのは1928(昭和3)年に建てられた瀬戸煙草店(本町)。建物西側外壁の、部分的にトタン張りだったものを他と同様、板を羽重ねにして打ち付け、上から押さえとなるささら子を取り付け「ささら子下見板張り」にした=写真上。
当日は古田土(こだと)幸一小田原大工職組合長や田中英司南足柄大工職組合長らの指導のもと、城北工高3年の生徒12人が作業。ノミで木材を削り、壁に打ち付けていった。高橋実記(みつき)君は「細かい所から教えてくれて勉強になった」と感想を述べた。また煙草店の飯村彩加さんは「壊そうか迷っている所にお話を頂き、伝統あるものを残そうと思い直した。こんな機会を頂いてありがたい」と話した。
協議会は貴重な文化資源の保全と活用を目的に、市と民間有志により今年4月に組織された。歴史的建造物など貴重な建造物などの修復に必要な伝統工法の知識と技術を持つ職人を育成する研修組織「小田原職人学校(仮称)」設立に向け、調査や研修を続けている。
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