小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年1月31日
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扉を開けると小さな街が広がり、鉄道模型が走る――。これは相洋高校鉄道研究部(横山光文顧問)の部室の風景だ。
現在の部員は星野篤君、古屋航君、増渕両君(1年)の3人。昨年11月に行われた県高校総合文化祭の鉄道研究発表会において、ジオラマコンテスト部門の専門部会長賞を受賞した。
ジオラマの題名は「田舎の風景」。3人が幼い頃から慣れ親しんできた大雄山線の穴部―飯田岡間の1シーンを、80分の1のスケールで表現した。色を塗った土台に線路を敷き、木や建物などのパーツを配置していく。素朴な風景の細部まで作りこんだ完成度の高い作品だ。
審査は表現力などを見る審査員の評価のほか、会場を訪れた一般の投票も加味される。初めてジオラマ制作に挑戦した3人は「時間がなく、クオリティも不安だった。まさか賞が取れるとは」と声を揃えた。
今後は秋に予定されている同校の文化祭に向け、ジオラマ制作や自由研究などに励む予定だ。