小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年2月28日
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持ち主の思い出がつまった雛飾りを店舗や施設で無料展示する、「おだわら雛の道中」が3月3日(火)まで開催されている。
「自分のお雛さまが空襲で焼けてしまい手元になかったのが、この企画を始めたきっかけ」と話すのは、主催のやんべぇ倶楽部会員、岩瀬照子さん。
最初は10カ所にも満たなかった展示場所。回を重ねるごとに参加者が増え、12回目の今年は34カ所にまで増えた。
市内南町の清閑亭(写真【2】)では、趣のある明治時代の建物と庭に、秋山基子さんコレクションの雛飾りが映える。国道一号沿いのういろうでは、195年前の大雛(写真【1】と【4】)が、ういろう向かいの小西薬局では店主・小西正樹さんの祖母、母、妻、娘、叔母が所有していた5組の雛飾り(写真【3】)が楽しげに並ぶ。