小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2015年4月4日
エリアトップへ
「北条五代」に親しみを持ってもらい、認知度を上げるためのＰＲキャラクターがこのほど完成した。
デザインは北条五代観光推進協議会が、全国でその地の歴史を活かした地域活性を企画・運営する戦国魂（だま）（本社／京都府）に依頼。キャラクターは早雲、氏綱、氏康など北条五代のほか、氏政の弟で八王子城主の氏照や風魔小太郎など、全部で９種類＝写真。
キャラクター一つひとつに、歴史上のエピソードを盛り込んだ細かなプロフィールも加えるなど、完成までに約半年を要した。企画者は「子どもから大人まで、誰からも親しみを持ってもらえるように努めた。全体のバランスやグッズなどで使用することも考え、10色のみの色設定で完成させた」と誕生秘話を語った。
なお、キャラクターは企業や一般の人でも使用可能。ただし、同協議会のホームページ（http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/hojo/）で使用承認申請書を取得し、承認を得ることが必要。協議会は「多くの方にキャラクターを使って頂き、『北条五代』をＰＲしてもらいたい。全国に広がり、いずれは大河ドラマになれば」と意気込む。
協議会は小田原市観光課をはじめ、早雲の出身地とされる岡山県井原市、早雲終生の居城のある静岡県伊豆の国市など、北条家とゆかりのある12市町の行政と観光協会などで２０１１年７月に発足した。これまで「歴女」「城ガール」など、歴史好きな女子のブロガーを募ったコンテストや、北条家の事績や歴史を紹介したパンフレットを発行するなど、周知活動を行ってきた。４月10日（金）から20日（月）には、東京ソラマチ（墨田区）で「Ｇｏ！北条」と題したイベントを開催する。会場では、パネル展示や小田原の物産品販売、５月３日に小田原城周辺で催される「北條五代祭り」のＰＲを行う。（問）同協議会【電話】０４６５・３３・１５２１
