市内栄町のHamee株式会社が4月20日、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。市内に本社を構える企業がマザーズ市場に上場するのは同社が初めて。
当日は上場セレモニーが東京都中央区の東京証券取引所内で行われ、樋口敦士代表取締役社長(38)をはじめ同社役員ら10人が出席した。上場通知書を受け取った後、樋口社長から順に計5回、五穀豊穣を祈願する鐘を打ち鳴らした。
市場には新株31万株を含む、45万6500株が流通。午前9時の取引開始から2時間後の11時過ぎに4230円の初値がついた。
海外事業拡大に意欲 「相乗効果」で世界へ
Hamee(株)は1998年、栄町に携帯電話などモバイル機器の周辺アクセサリーの企画及びインターネットでの販売を行う企業として創業。当時の社名は「マクロウィル有限会社」だった。
2001年に「ストラップヤ」と社名を変更後、08年にはインターネット販売の受発注・在庫・売上を一元管理するシステム「ネクストエンジン」の外部向けサービスを開始した。13年に現在の社名「Hamee株式会社」に変更している。現在、従業員数はアルバイト・パートを含め約160人。インターネット通販大手のアマゾンやヤフー、楽天など国内12店、海外9店に出店。東京と大阪に営業所、韓国とアメリカに子会社、台湾に駐在員事務所を持つ。14年度の売上高は46億8100万円で、今期(4月決算)は51億4200万円を見込んでいる。
今回の上場で、安定した経営基盤にするための財務体質の強化と、エンジニア・デザイナーなど優秀な人材、国内・海外展開のための資金調達手段の確保などを目指す。樋口社長は「今後も小売とシステム販売の相乗効果で、国内はもちろん、国外へも積極的に進出していきたい」と意欲を語った。
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