松原神社例大祭で町内を練り歩く新玉(11区)の神輿を、独学で得た知識をもとにつくった男性がいる。市内栄町の小玉文夫さん=人物風土記で紹介=だ。
小玉さんがはじめて神輿を手がけたのは5年前。地元、新玉には子ども神輿しかなく、「大人神輿」がほしいという話があったものの、予算の関係で実現できない状況にあった。そこで小玉さんが作り手として名乗りを上げた。
製作に要した年月は3年。一昨年の例大祭ではじめてお披露目された台座60cm、高さ160cmの神輿は、他の神輿と比べても見劣りしないものだった。小玉さんは「昔から神輿が好きで、小田原はもちろん、浅草などへも足を運んでいた。生まれ育った小田原で、自作の神輿が躍動する姿は感慨深い」と話す。
輝き取り戻した茶畑の神輿
昨年8月には、新玉の神輿の出来栄えを見た茶畑自治会から神輿の修繕依頼が届いた。80年以上前から使われている茶畑の神輿は、例大祭で御幸の浜から海に入ることもあり、特に金物部分の傷みが激しかった。小玉さんは「由緒ある神輿の修繕依頼にはうれしさと共に、責任を感じた。新しい姿を茶畑の方に喜んでもらえれば」と期待を語る。
なお、松原神社例大祭は5月3日(日・祝)から5日(火・祝)まで、同神社を中心に開催される。
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