神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「グラウンドは生き物」

スポーツ

公開:2015年6月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
小泉勝さん(54)15年間に渡り、小田原球場の管理に携わり今春からわんぱくらんどに勤務
小泉勝さん(54)15年間に渡り、小田原球場の管理に携わり今春からわんぱくらんどに勤務

 夏の神奈川大会が行われる12球場の一つ、小田原球場の管理を小田原市事業協会の職員として、15年間に渡って続けてきた小泉勝さん。球児たちが熱戦を繰り広げる戦場に日々、熱い視線を送ってきた。

 球場開設から4年後の1994年にその職に就いた。以来、天気予報とにらめっこしながらグラウンドのことばかり考える日々を過ごしてきた。

 主に1、2回戦の会場となる同球場は、4〜5日間連続で実施されるケースが多く、日程のずれが生じないように多少の悪天候でも強行してしまうことが多い。だからこそ、小泉さんは日頃から悪条件にも立ち向かえるグラウンドづくりに徹した。「特にこだわってきたのは水はけの良さ。元が田んぼなのでシートをかぶせても水分が浮き上がる。特性を理解しながらやることが難しかった」と振り返る。

 今なお忘れられない苦い思い出がある。自ら整備にあたったグラウンドでボールがイレギュラーバウンド。選手の顔面に打球が当たってしまった。「グラウンドは生き物と同じ。しっかり整備をしているつもりでも不慮の事態が起こりうる」と改めて学んだ小泉さんは、試合後からそれまで以上に真剣に仕事と向き合った。「少しでもよい状態で選手にプレーしてもらうことが我々の役目。怪我をしてしまうと、選手たちの今までの努力が水の泡になってしまう」

 人事異動で今春からわんぱくらんど(久野)に勤務。しかし、球場を離れた今も大雨が降るたびに、「グラウンド状態は大丈夫か」とつい気になってしまうという。今夏も熱戦が展開される。小泉さんは「思いっきりプレーをして、悔いのない夏にしてくれたらうれしい」と球児にエールを送った。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

商議所が合同入社式

商議所が合同入社式

21事業所124人が参加

4月20日

シネマ館で金次郎鑑賞

シネマ館で金次郎鑑賞

城北RCが市民招き企画

4月20日

相撲取って力比べ

参加募集

相撲取って力比べ

5月4日、早雲杯を初開催

4月20日

親なきあとを支援

親なきあとを支援

 ミニセミナー

4月20日

出馬予定者が討論会

小田原市長選

出馬予定者が討論会

小田原青年会議所が主催

4月20日

求む、纏の振り手

求む、纏の振り手

舞台は北條五代祭り

4月20日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook