小田原総合ビジネス高校は、インターネット通販大手の楽天(株)から外部講師を招き、出張授業を行っている。
これは次世代を担う学生たちにネットショッピングの運営や、電子商取引を実際に体験・理解してもらおうと同社が企画した「楽天IT学校」の一環。同校が県西地域では、唯一の参加となっている。
授業は「電子商取引」を選択する3年生30人が、6人ずつ5グループに分かれ、携帯アクセサリーを商材に客層、商品の魅力、客のニーズなどを掘り下げ、いかにサイトへのアクセス数を増やし、売上を伸ばすかを考えていく。授業には、携帯電話の関連グッズなどをインターネット上で販売するHa(ハ)mee(ミー)(株)(栄町)も協力している。金森慶一校長は「普段とは違う、実践的な授業を通じ、学生のうちから企業人としての感覚を養っていければ」と期待を口にした。
全4回の出張授業と毎週の電子商取引の授業で完成予定の5つのページは、すべて楽天に出店しているHameeのサイト内に掲載。ページの完成度、アクセス数、売上など、総合的な評価から同校の代表として1チームが選ばれ、来年1月に開催される「楽天IT学校甲子園」に出場する。浅川瑠菜さんは「普段何気なく見ていた通販サイトの工夫を知ることができて楽しい。『楽天甲子園』に出場できるように頑張りたい」と目を輝かせた。
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