小田原市は小田原駅東口お城通り地区再開発事業の広域交流施設ゾーン整備について、周辺10の商店会を対象に実施方針案を示し、説明会を開催した。
説明会では、再開発事業の現状や民間事業者および市民からの意見、整備方針や方針案策定に関する課題などが紹介された。
施設整備は、図書館や子育て支援の機能、商業施設のほか飲食を伴う会合などが開けるコンベンション機能やホテル、広場などが盛り込まれる。子育て支援機能は、小田原駅西口のおだぴよ子育て支援センターの機能移転を前提として検討される。事業者はプロポーザル(提案競技)方式で公募の中から選定される。
2月2日に3区公民館で行われた説明会には9人が参加。施設内に入る商業施設の選定方法、ホテルのグレードや需給の状況に関する質問のほか、「小田原にはない店舗を」「駅前から消えて久しい映画館を」などの要望も寄せられた。
市都市部拠点施設整備課では説明会のほか、2月2日まで募集していたパブリックコメントの意見などを整理し、成案の上、議会に諮る方針。3月議会には報告し、6月までには業者選定の委員会を立ち上げ、遅くとも来年3月までには事業者との契約まで持っていきたい考え。施設の完成は2019(平成31)年秋の予定。