東京ビッグサイトで2月6・7日に開催された国内最大級の花のイベント「フラワードリーム2016」で、フラワーデザインの技術を競うコンテストにハナマサ(市内栄町)の河野精一朗さん(45)と椿尚美さん(36)が出場。一般公募型の「JAL CUP」に挑んだ椿さんが、86人中4位に輝いた。
JAL CUPは「芽生え〜新しい季節に向けて〜」のテーマに沿い、アレンジメントかブーケのいずれかを出品する。椿さんは過去2度の出品経験から「(主催者が日本航空という点で)羽をモチーフに使うとポイントが高い」と分析。山帰来の実で作った輪とカスミソウを貼り付けた羽からなる上部と、テマリソウのところどころに啓翁(けいおう)桜がのぞく下部を鉄のフレームで結び、”あぜ道の上空を飛ぶ鶴”をイメージしたアレンジメントを製作。ピンセットを使い5時間かけて作った白い”羽”は遠目にも目立つ出来栄えで、多くの来場者が足を止めていた。
3年連続のJカップ河野さんが健闘
河野さんは、全国から代表選手が集うジャパンカップに3年連続で出場。「花・技・心〜フローリストの本気〜」のテーマのもと、大会史上初めて、全選手共通の主資材が用意された一次予選に挑むも、通過はならなかった。
花屋の本分は「顧客の希望をいかに叶える商品を提供できるか」と話す河野さんは、自らに足りないものを知りたいと、さまざまな大会に挑戦している。準備期間を含め、「自分の表現したいものと真剣に向き合う時間が持てた」と今大会を振り返った。
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