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備蓄医薬品を薬局で管理 市と薬剤師会が防災協定

経済

公開:2016年3月19日

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右から加藤会長、加藤市長、大林寛人理事(小田原医師会)
右から加藤会長、加藤市長、大林寛人理事(小田原医師会)

 小田原市と小田原薬剤師会(加藤孝会長)が3月14日、医薬品の備蓄に関する協定を締結した。

 防災備蓄医薬品はこれまで広域避難所の防災倉庫などに保管されていたが、夏季の保管環境や期限切れに伴う更新費用などの問題があった。2012年年度から小田原薬剤師会と小田原医師会が対策について検討を重ねてきた。

 協定内容は、市内の広域避難所25カ所のうち24カ所で、各近隣の薬剤師会所属の薬局で備蓄医薬品を管理するというもの。薬局が管理することで、期限切れによる廃棄がなくなるだけでなく、常に新品同様の形で保管できる。

 加藤憲一市長は「災害時の医療体制が整うことは地域住民にとってとても心強い」と謝辞を述べ、加藤会長は「災害のないことが一番だが、いざに備えた体制づくりは必要。約3年、やっと形になった」とあいさつした。

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