小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2016年5月21日
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更地のままの建設予定地
70億円の事業予算で建設を目指している芸術文化創造センターについて、週明けの5月23日（月）に今後の方針が発表されることが本紙の調べでわかった。
無投票当選を決めた際に加藤憲一市長が、いみじくも「３大案件の積み残し」と表現した芸術文化創造センター。
入札の不調で、市は昨年11月、事業予算内での完成が困難であることなどを理由に、新居千秋氏による実施設計案を事実上破棄。新たに事業者とのサウンディング調査を実施し、予算内で可能な提案を求めていた。３月には２社からの提案を公表、機能やスペックを必要不可欠なものに絞るなどの見直しで整備可能との意見が出ており、これらの提案を踏まえ、どのような方針が示されるのか注目される。
一方、市の方針発表を前に、市民団体「芸術文化創造センターを考える会（大須真治代表）」は、新居氏設計での建設を求め署名活動を実施、23日までに提出する動きを見せている。また小田原箱根商工会議所（鈴木悌介会頭）は12日付で、加藤市長あてに早期実現のためにいったん白紙に戻し、再検討を求める要望書を提出している。
方針次第では、現市民会館の改修や利用制限などにも波及することも予想され、８日（水）に開会の６月議会でも大きな議題となりそうだ。
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