小田原高少林寺拳法部では、11人が関東へ。
男子単独の熊谷亮輔君(3年)の十八番は蹴り。構えから一閃、瞬時に頭の上まで蹴りあげ県6位。披露する技すべてに得意技を入れ「蹴りを活かして入賞を目指したい」と意気込んだ。
女子単独では後藤恵(めぐ)さん(3年)と花原里奈さん(2年)が揃って出場。後藤さんは、技のキレ、位置の正確さを念頭に日々鍛錬を積む。関東では平常心を心掛け「入賞を狙いたい」。県5位だった花原さんは、「キレが悪い。蹴りの引きが甘い」と冷静に自己分析。「いかに綺麗に見せるかを考え、挑戦したい」と話した。
女子組演武では吽野(うんの)友香さん・太田望美さん、井手菜都美さん・原千夏さんの2年生2組が出場。吽野・太田組は「細かいミスが多かった」というが、結果は県4位で胸をなで下ろした。
井手・原組は小学生から一緒。県6位になり、初関東を決めた。2組とも「一つ一つの技を丁寧に正確にして予選突破が目標」だ。
前述の女子に吉岡杏侑美さん、蒲谷萌さん(ともに2年)を加えた同部の「オールスター」で挑んだ団体戦は県2位。関東上位に食い込むためには、全員の一糸乱れぬ演武が肝となる。