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図書館ボランティア「かもめ図書館フレンズ」で児童コーナーグループのリーダーを務める 高橋 和子さん 市内下曽我在住 64歳

公開:2016年5月28日

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少女の心いつまでも

 ○…先日、13回目となるおりがみ壁飾り展を無事に終えた。「退職後、毎日のように通っていた」ことから参加した図書館ボランティア。配架や修理など5つの活動から児童図書コーナーの壁を折り紙で飾るグループを選んだのは、元来の手芸好きと小学校での教員経験から。子ども時分の手先の記憶に頼りながら、17人の仲間とともに、図書館内に彩りを生み出している。現在は毎月第3土曜日に、図書館2階の創作室で折り紙体験教室を開催している。意外にもお年寄りの手遊びとして人気だとか。確かに作品展中も、孫に一生懸命手ほどきする女性もいた。『おりがみをおりましょう』と、呼びかけるような催し名がやさしい。

 ○…世界の童話シリーズに始まる本好き。愛読書は10代でお小遣いをためて買い、今も時おり手に取る『赤毛のアン』。空想が大好きな主人公に親近感を覚える。大学時代、片道2時間の通学は読書と、人間観察から展開する空想で「飽きるヒマもなかった」とほほ笑む。

 ○…3人きょうだいの長子。「自立がしたくて」横浜国立大学に進学。初等科の教員免許を取得し、市内5校で教鞭をとった。中でも新設校だった豊川小では、同僚たちと、知恵と経験を持ち寄り一から作りあげた運動会の思い出などが色濃く残る。後から異動してきて、のちに生涯の伴侶となる夫の「純粋に子どもが好きで、引っ張っていく姿」に魅かれ、職場結婚。「行事や繁忙期がほぼ同じで困りました」。さまざまなことを相談し、高めあいながら50歳まで教壇に立った。

 ○…今ならカエルの合唱がBGMだろうか。生まれ育った下曽我周辺の田園風景をこよなく愛し、1時間程度の散歩なら何のその。生命力あふれる春は、足元にオオイヌノフグリを探してキョロキョロ、レンゲの香りを捉えてはクンクンと、特に好きな季節。宗我神社の裏手から県道へ抜けるコースが、富士山の雄姿を望むお気に入りスポットだ。

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