中国地方で開幕した全国高校総体(インターハイ)。小田原から市外や県外の高校へ進学し、大舞台の切符を掴んだ生徒たちがいる。
酒匂中出身で、厚木商業高に進学した川之上実桜さんと遠畑さくらさん(ともに2年)は、女子ソフトボールで2年連続出場する。エースピッチャーの川之上さんは「テンポのいい投球をしたい」、ファーストの遠畑さんは「バッティングで貢献したい」と語り、「目標は日本一」と口を揃えた。
同競技では静岡の飛龍高から白鷗中出身の安部七海さんと杉崎澪香さん(ともに2年)も出場する。外野手としてレギュラーの2人は、「チャンスでしっかり打つ」(安部さん)、「守備で投手を助けられるプレーをしたい」(杉崎さん)。
男子でも、酒匂中から光明相模原高へ進んだ中條晃貴君(3年)が、主将として全国に挑む。「『勇往邁進』を胸に頂点目指し一戦一戦頑張りたい」と意気込んだ。
卓球では鴨宮在住で、横浜隼人高の杉本恵さん(2年)が昨年に続き個人・団体で出場。「お世話になった方への感謝の気持ちを込め、飛躍したい」と話す。
三浦学苑高の森田晃司君(2年)はダブルスで、湘南工大附高の天野宏哉君(1年)がシングルスで、相原高の萩野舞子さん(1年)が団体で出場。鴨宮中の出身3人。「シード組に勝ちたい」(森田君)「1年生らしく気負わず思い切ったプレーを」(天野君)「一秒でも長く先輩と卓球ができるよう頑張る」(萩野さん)と健闘を誓った。