小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年8月27日
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リオデジャネイロ五輪に、小田原も大いに沸いた。
国府津出身の松下祐樹さん(24)が、400mハードルで五輪初出場。予選に登場した8月15日には、国府津小学校=写真上=と市民交流センターUMECO=同下=でパブリックビューイングが行われた。夜11時半すぎからのレースにも関わらず、国府津に約300人、UMECOには約60人が集い、松下さんへ声援を送った。
終盤に追い上げた松下さんだったが、49秒60で予選敗退した。「ユーキ、ユーキ」の大合唱が響いた国府津では、父・正樹さん(52)が観戦。「何も言うことはない。よくやった」と息子を称えた。UMECOで見守った祖母のトシ子さん(78)は「一生の思い出になる」と労いの表情を見せた。
松下さんの雄姿は後輩たちを感化させた。マラソンに励む阿部祐奈さん(国府津小6年)は「すごいなぁ」と目を輝かせ、陸上部部長の星海渉(かいほ)君(国府津中3年)は「憧れの存在で自分も高校で頑張りたい」と話した。