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県西初 日本語学校が開校 アジアや欧州から新入生

教育

公開:2016年10月15日

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倉田理事長
倉田理事長

 世界各地から留学生を受け入れる「LIBERTY小田原日本語学校(市内本町・倉田雅史理事長)」の開校・入学式が10月6日、報徳会館で行われた。県西初となる日本語学校の1期生は29人。日本語能力試験合格をめざし、1年半〜2年間のカリキュラムを通じて語学や文化を学んでいく。

 学校を運営する(株)東海ビルメンテナスの社長を務める倉田理事長は、約2年前にタイやベトナムを訪問した際、日本で日本語を学びたいという若者が多いことを肌身で実感。以来、県西地域にも留学生らが日本語を学ぶ場をつくれないかと奔走、相談した星槎大学の井上一学長に、「思い切って自分でやってみたらどうか」と提案を受けたという。

 ビルの清掃や管理業務を担う同社にとって、学校運営はまったくの畑違い。しかしながら、「小田原で日本文化も吸収し、いずれはこの地域と母国との架け橋になる人材が育てば」と、行政への許認可等の難題を抱えながらも、設立に向けて懸命に取り組んできた。

 周囲の支えも受けて開校にこぎつけ、倉田理事長は「地域との連携なくして成功はなかった」と式であいさつ。新入生には、「地域で応援する。小田原を好きになって」と呼びかけた。

 アジアやヨーロッパなど8カ国から来日した新入生は29人。イギリスでシェフとして働くテイラー・ダニエルさん(28)は、「日本語と出汁の文化を学びたい。日本でレストランを開店するのが夢」、母国では法律に関する仕事に就くギリシャ人のヴァリアナトス・エヴァンゲロスさん(32)は、「多くの成功を生んだ日本人の勤勉さに学ぶことは多い。短い文章で多くを表現する俳句も興味深い」と意欲を見せていた。

 学生らは市内で寮生活を送るが、長谷川英夫校長は「言語は生活のなかで習得する部分も大きい。街中で学生を目にしたら、ぜひ声をかけて」と話した。

入学式で校歌を歌う新入生ら
入学式で校歌を歌う新入生ら

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