Jリーグ横浜F・マリノスの下部組織に所属する野頼駿介君(足柄小6年)が、12月25日から29日まで鹿児島県で開かれる「全日本少年サッカー大会」にメンバーの一員として出場する。
野頼君は主に右サイドバックとして出場。11月に県内128チームが参加して行われた県予選では、相手の裏のスペースへ抜け出す得意のプレーが光った。なかでも準々決勝のSFAT伊勢原戦と決勝のバディーSC戦では自ら得点を決め、2年連続の優勝に貢献。全国大会の切符を掴んだ。
昨年も5年生ながらベンチ入りし、大会に帯同したが、出場時間はごくわずかだった。悔しさを胸に、横浜市内での週4回の練習以外に小学校や自宅で自主練習もこなし、「今度は自分の力で勝ちたい」と臨んだ。大会の1カ月前からチームメイトと共に「優勝しよう」を合言葉に結束を深めてきた。
野頼君は「まさか優勝できるとは夢みたい。ここぞという場面でマリノスらしいサッカーが見せられた」と笑みを浮かべた。
セレクションに合格し、小学3年生からチームに。憧れのマリノスのユニフォームに袖を通し、入団した頃から目標にしてきた全国大会。最高峰の舞台を前に「得点王になって、全国制覇したい」と力強く意気込んだ。