2017年成人式運営委員長を務める 伊東 留奈さん 市内荻窪在住 20歳
実りある二十歳に
○…「私、やります」。高校生の頃から先輩の姿に憧れていた成人式。8月の運営委員発足時、自ら委員長に名乗り出た。今年の委員は6人と少数精鋭で準備を進めてきたが、「小田原で成人式を迎えられてよかった。みんなで楽しみたい。不安はありません」と準備万端であさっての晴れ舞台を迎える。
○…「人とふれあうことが大好きだった」と振り返る幼少期。市青少年課が行うボランティア団体「ジュニアリーダーズクラブ」のおにいさん、おねえさんと子ども会などで接することが楽しみだった。自身も白山中学校に入学すると、メンバーに加入。高校2年時には会長を務め、会の運営をはじめ、子ども会のレクリエーションやキャンプ指導などの活動を通し、子どもたちと向き合った。「子どもが日に日に成長していく姿を見て、私も育てられた。青春時代のすべてはここにあります」。
○…「夢や目標を諦めないように導いてくれる素敵な先生ばかりだった」と恩師に恵まれた中学時代。「夢に向かって生徒と一緒に頑張れる先生になりたい」という目標を持ち、その第一歩として國學院大學文学部に進学した。日本文学を専攻し、目標に向けて走っている。休日の楽しみは漫画のイラストを描くこと。オリジナルのキャラも持っているのだとか。ジャンルに関係なく漫画を読み、高校のかるた部を題材にした『ちはやふる』がお気に入りの一冊だ。
○…成人式では母から譲り受けた緑色の晴れ着を着る予定。「『お母さんが着たやつを私も着たい』ってお願いしました。ちょっと親孝行になるかな」と声を弾ませる。成人式のテーマは「ありがとう〜花も実もある二十歳になりました〜」。どんな大人になりたいかは「二十歳はもっと大人になっているかと思っていた。まだまだ考え中」と、はにかみながらも二十歳を機に、夢に向かって着実に進んでいくつもりだ。
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