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(公社)小田原青年会議所 第60代理事長に就任した 竹田 將俊(まさとし)さん 市内本町在住 37歳

公開:2017年1月14日

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まことなる義、見つめて

 ○…「六十」―。日本人の多くがその数字に込められた重みを感じる。肩書きは大きくその双肩にのしかかるも、「襷は箱根駅伝のように脈々と繋がっている」と神妙な面持ちのあとに「不安と楽しみが入り交じっています」と笑った。青年として何を本当にしなければならないかを審美の眼で見つめ、次代へ繋ぐことを考え抜いた末、打ち立てたスローガンは「真義」。

 ○…生を受けたのは協和印刷(株)の長男。家業についた24歳で青年会議所(JC)にも入会。初めは顔つなぎとして考えていたが、先輩たちは、未来豊かな若造に社会のいろはを叩き込んだ。名刺の渡し方から酒の飲み方、世渡りのすべてを学んだなかでは、時に厳しい言われ方もした。「でも、怒ってもらうのはありがたい。本当にJCに育ててもらいました」と恩に着る。2010年に務めた全国大会での重役がターニングポイント。「人のため、世のため」の利他精神が加速した。

 ○…海に恋する青年は、幼少の頃は父と釣りに、大学生になってからは波に乗った。危険な目にもあったが、若さゆえの根拠なき自信は、舌の根も乾かぬうちに翌日の海へと誘(いざな)った。「現実逃避なのかも。入っていると全てを忘れられる」と嬉々とした目。この視線は、会社を共に盛り立てる愛妻と幼い愛息、愛娘にも向けられているのだろう。旅行の一つでも連れて行きたいところだが、今はまだ子どもに小田原を見せるとき。物心ついた頃からの神輿担ぎの勇姿を見せつけている。

 ○…内に潜む熱くたぎる想いを、カムフラージュするかのような穏やかさと人当たりの良さは、持って生まれたものなのか。所信表明ではその口から「不易流行」という言葉が出た。変えてはならぬもの、変えるべきもの。その中にこそ「真(まこと)なる義(ぎ)」はある。己を信じること、それと同等かそれ以上に信を置くのは仲間の存在。確たる決意とともに「やってくれるはず、ついてきてくれ」と鼓舞した。

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