小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年1月14日
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この秋、表参道の鳥居を地元産材で新たに建立する報徳二宮神社で1月9日、「手斧始式」が行われた。これは建築工作を始めるにあたり執り行われる儀式で、関係者約40人が参列した。
昨年末から神社駐車場で一般公開されていた本柱と笠木を清めた後、宮大工の芹澤毅棟梁はじめ、伐採を担当した木こりの甲斐健資さんや鳶の和田泰博さんたち職人20人が、道具を手に儀式に臨んだ。「えい」や「よいしょ」の掛け声とともに、手斧や槌をふるった。
式の終了後参列者を前に芹澤さんは、「9月17日の建立に向けて、職人一同が一丸となりまい進したい」と述べた。また長さ12m超の杉を製材した大山材木店の大山謙司さんは「貴重な材に巡り合った。(製材は)とても楽しい経験で、今後も材を近くで見られることは幸せなこと」と話した。