小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2017年2月11日
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前列右から劒持さん、鈴木さん
小田原青色申告会（志村宗男会長）が主催する「租税教室の感想文コンクール」の受賞者がこのほど決定し、税務署長賞の表彰式が２月３日に行われた。
小田原市内や近隣にある13の高校で小田原税務署（三宮修署長）が実施する租税教室を受け、高校生が税金に関する作文を書く企画。24回目の開催となった今回は、１８２５点の応募があった。この中から最優秀賞および優秀賞が各校１点ずつ選ばれ、最高賞にあたる税務署長賞は旭丘高校３年の劒持美月さんが受賞した。
劒持さんの作品タイトルは「税金は正義の味方!?」。末期がんで頻繁に救急車を利用していた母、介護老人福祉施設を利用している祖母のエピソードをもとに、「普通に生活ができているのは税金の支えがあってこそ」とし、税は「私たちを守ってくれるヒーロー」とまとめた。
表彰式で志村会長は、「税が、困った人や高齢者が安心して過ごせるためのものと理解してもらえたのではないか」、三宮署長は「税はとられるものではなく、生活に役立つもの。将来、よりよい納税者になってもらえたら」と感想を話した。
市内各校の受賞者は次のとおり（最優秀賞・優秀賞の順、カッコ内は学年）。旭丘高▼鈴木あんな（３）、春吉友恵（３）、小田原高（全日制）▼塚本佑季奈（１）、中村来未（１）、同（定時制）▼母良田優美（１）、細見柊吾（１）、小田原城北工高（全日制）▼菅野歩美（１）、鈴木康祐（１）、同（定時制）▼山本有輝也（４）、松宮健斗（２）、小田原総合ビジネス高▼勝俣楓（１）、竹中雄亮（１）、相洋高▼椎野雅紀（２）、佐藤梨紗（２）
