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ハルネ小田原 利用実態を初調査 来館者303人に聞き取り

経済

公開:2017年3月4日

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 小田原駅東口の地下街「ハルネ小田原」の来館者の利用状況などを調べた顧客利用実態調査の結果が、2月24日の市議会建設経済常任委員会で報告された。

 開業から2年が経過し、事業主体の小田原市が顧客の実態を客観的にとらえることを目的に昨年9月、調査を初実施。ハルネの出入口付近で高校生以上の男女にインタビュー形式で聞き取りを行った。サンプル数は303人。

立ち寄り、利用平均1店舗台

 調査結果によると来館者は男性が2割、女性が8割。年齢層では40〜50代が全体の4割以上を占めた。

 居住地別では小田原市が67・0%と突出。なかでも栄町、城山、浜町など施設から半径2Km圏内の居住者が多かった。また買い物・飲食で利用された店舗の上位には、朝ドレファ〜ミ♪、カルディコーヒーファーム、ヴィ・ド・フランスが並び、野菜や食品、パンなど日常の買い物で利用されている傾向が読み取れる。

 満足度では「店員の応対(78・9%)」「館内の雰囲気(74・6%)」「トイレ、休憩場所等の設備(72・3%)」が高く、「総合的に判断して」は64・4%だった。

 来館者のうち「目当ての店がある(71・4%)」「どこかの店に立ち寄った(71・6%)」との回答はいずれも7割を超えた。

 一方で、実際に買い物や飲食をしたという人は44・6%と半数以下。立ち寄った店舗数は平均1・7店、買い物や飲食をした店舗数は1・4店と、ともに1店舗台。買い物・飲食金額の平均は1555円、全体でも2000円未満が約7割を占めるなど、ハルネ内での買い回りが伸び悩んでいる傾向も明らかになった。

 市中心市街地振興課では「この数値の底上げが課題」と分析。2017年度には、来館頻度の高い半径2Km圏内へのPR強化や、抽選会やスタンプラリーといった買い回りを促すイベント等を実施する方針だ。

 同課では「地元の顧客に底支えしてもらい、そこに観光客が加わり売上が伸びていくと良いと考えている。経年変化がとらえられるように、年1回程度の調査を継続していきたい」と話している。
 

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