『ラグビーの街』に向けた取り組みが、少しずつ形となって現れている。4月1日(土)からの供用開始に向け、改修工事中の城山陸上競技場に2月24日、ラグビーゴールが試験的に設置された。今後は、競技実施時にのみ使用される。
3月1日の市議会3月定例会で、安野裕子議員(志民の会)からラグビーに関する代表質問が行われた。
「今後どのようなチームの利用が期待できるのか」という問いに対し、加藤憲一市長は「日本代表の合宿やワールドカップの事前キャンプ地誘致を強力に進めていくため、専門家からアドバイスを受けながらアプローチしている」と答弁。今年8月の女子ラグビーW杯アイルランド大会直前に、日本ラグビーフットボール協会から日本代表の合宿依頼が来ていることを明かした。6〜7月の5日間ほど、城山陸上競技場での実施に向けて調整中だ。
市と県、ラグビー協会は2年前、競技場を日本代表の練習拠点とする基本合意書を交わした。男女15人制のほか7人制、U20などアンダー世代の日本代表練習地として利用が想定される。
W杯中は地元優先
2019年に開催される男子15人制のラグビーW杯日本大会に向けては、大会中に出場国が練習する公認チームキャンプ地の誘致が全国各地で進む。
代表質問では、昨年12月に締め切られた公認チームキャンプ地に小田原市が申し込まなかったことについても指摘があった。キャンプ地になると、大会前後も含めて8月下旬〜11月上旬に競技場がラグビー以外で利用できなくなる可能性に触れ、加藤市長は「さまざまな大会が集中する時期でもあり、本市のスポーツ振興に支障をきたしかねない」と応募辞退の理由を述べた。
W杯前の事前キャンプ地は各チームとの直接交渉。小田原市は日本代表などの出場国を誘致していく。
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