小田原版 掲載号:2017年3月11日号

小田原から浪江へ 社会

被災地応援職員の榎本龍朗さん

倒壊した家屋が点々と残る一帯に建つ慰霊碑(浪江町請戸の大平山霊園)
倒壊した家屋が点々と残る一帯に建つ慰霊碑(浪江町請戸の大平山霊園)

 2016年4月から福島県浪江町へ復興応援職員として赴任している、小田原市職員の榎本龍朗さん(30)=写真上。町全体が避難指示区域となている浪江町は現在、二本松市へ役場機能を移転中だがこの春、町の一部地域の避難指示が解除される。介護福祉課で働く榎本さんを取材した。

 いとこが暮らす宮城県仙台市や、友人との旅行で岩手県釜石市など、派遣前にも被災地を訪れていた榎本さん。16年の2月初旬に派遣の打診を受け、「力になれるのかな」と一抹の不安はあったものの、浪江への出向を決意した。



 4月1日の着任後、初めて町内を巡った時の衝撃は今も忘れない。海岸から直線距離で1・5Kmの町営大平山霊園に立ち海を望むと、広がる一面の荒野。「もとは立ち並ぶ家々で、海は見えなかったと聞いて、全てを押し流した自然の脅威に恐怖を感じました」



 榎本さんは昨年11月から、震災からまる6年となる本日3月11日に執り行われる追悼式の準備にあたってきた。行方不明者を含め、津波の犠牲になった町民184人を悼む慰霊碑建立のため、遺族と接する機会があった。「訛のなさで分かるのか、県外から来ていることに感謝の言葉をかけてもらうことが何度かありました。言葉を交わすと、6年という月日を経ても忘れられない心中が察せられ、また町を離れて生活をしていると、戻りたくても戻れない苦しさも感じます」

 静岡県や岡山県からの応援職員の同僚とともに、式典に臨む。
 

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