相洋高校の相田勇司君(2年)が明日3月19日(日)、日本武道館で開催される「第39回全国高等学校柔道選手権大会」の66kg級に出場する。相田君は1月の県大会を制し、都道府県王者が集う大会で初の全国制覇を狙う。
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全国の舞台へ再び戻ってきた。相洋中学校の2年生と3年生時に、全国中学校柔道大会で2年連続3位に輝いた相田君。しかし、高校入学以降は、個人・団体ともに全国大会に出場すらできていなかった。「中学のときに優勝に届かず悔しい思いをした。日本一になるためのチャンスを、やっと手に入れることができた」
全国への扉をこじ開けた県大会では、決勝で全国区の桐蔭学園高・湯本祥真君(2年)と対戦。試合は4分間で決着がつかず、延長戦へ。相手が内股で投げにきたところを返し、有効勝ちをおさめた。「研究の成果が出た。チームメートのおかげ」と相田君は勝因をあげ、大会3カ月前から部員を”仮想・湯本”としてともに励んできた稽古が、実を結んだ。
同校男子柔道部員が、高校総体も含めて全国大会に出場するのは2年ぶり。格闘家の渡辺明伸さん(33)をトレーニングコーチに招いて筋力強化を図り、相田君は下半身が安定したという。「全国でも自分の柔道ができれば優勝できる」。手に入れた自信を胸に、大舞台へ乗り込む。
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