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聖地に熱気再び ラグビー、サッカーも可能に

社会

公開:2017年3月25日

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 昨年9月から改修工事のため利用が休止されていた城山陸上競技場=写真=が、4月1日(土)にリニューアルオープンする。市内のスポーツ拠点に、再び熱気が戻ってくる。

 1955年に設立され、日本陸上競技連盟第2種公認の城山陸上競技場。これまで秩父宮杯実業団・学生対抗陸上が開催されるなど、世代を問わず市内外のランナーの拠点として活気を帯びてきた。ラグビーW杯、東京五輪の事前合宿地誘致をにらみ、昨年から施設の改修工事が進められ、このほど完成。芝の全面張り替え、バックストレートの直走路新設をはじめ、新たにLEDの照明灯を13機設置。管理棟のシャワー室やロッカールーム、トイレ、空調設備などにも手が加えられ、昼夜、季節を問わず、選手が競技に集中できる環境に生まれ変わった。

 また、これまではフィールド内に走り幅跳び用の砂場が設けられていたが、バックスタンド側に移設することで、ラグビーやサッカーでのフィールド内全面利用が可能に。待望の多目的化が実現する。

再オープンへ期待の声続々

 毎週水曜の夜に競技場を利用していた小田原ナイトランナーズは改修中、練習場所を酒匂川河川敷に変更した。メンバーはLED照明を持参し、1周約1300mの真っ暗闇を走り続けた。安池一公監督(50)は「どんな環境でも走る選手の集まりだが、陸上競技場は選手にとって聖域であり、自分自身との戦いの場。施設、環境が整った城山に再び戻れることはうれしい。小田原の選手強化、ジュニア世代の育成にもつながる」と期待を込める。

 全国大会常連の相洋高校陸上部は、競技場を週3〜4回利用していたが、改修中は校内の坂道や砂浜など練習場所を求めて市内を転々。秦野市の陸上競技場まで足を伸ばすこともあった。ハードルが専門の竹内花梨さん(2年)は「城山は自分たちのホームグラウンド。早くトラックでハードルを跳びたい」と言い、富永琢磨君(同)も「冬場は競技場で走る機会が少なかったので楽しみ」。4月1日のオープニングセレモニー直後の記録会へ、調整を進めている。

 管理棟のトレーニングルームを稽古場としていた西湘高校ダンス同好会も、心待ちにしていた。新入生歓迎と文化祭の練習は「城山」という伝統がある。30人を超えるダンサーが優に収まり、鏡があることから全体の合わせがしやすいからだ。昨夏まで蒸し風呂さながらだったが、今夏からは空調が整った稽古場に生まれ変わり「うれしい。快適に練習できる」と高橋瑞季さん、近藤千尋さん(ともに2年)は期待に頬を緩ませた。

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