神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

日本一つかんだ若き名将 バスケ 松澤俊介さん

スポーツ

公開:2017年4月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
得点を喜ぶ松澤ヘッドコーチ(決勝戦にて)
得点を喜ぶ松澤ヘッドコーチ(決勝戦にて)

 東京体育館ほかで3月30日まで行われていた中学生の「都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会」。4年ぶり5回目の全国優勝を果たした神奈川県代表のヘッドコーチは、白山中学校の松澤俊介教諭(42)だ。(役職は3月30日時点)

 準決勝前、緊張が張り詰める会場の中で、横須賀、茅ヶ崎、横浜など県内8校のトップクラスの選手12人の表情は柔らかく、試合前の練習では笑顔が溢れるリラックスムード。これは県代表が長年、東海大学のメンタルコーチのサポートを受けた効果だという。

 準決勝は序盤から神奈川優勢。ヘッドコーチに就任して3年目の松澤さんは、フロア全体が見渡せるコーナー付近に佇み、指示を出す。後半のタイムアウトでは選手を「楽しく!楽しく!」と鼓舞。試合は13点差をつけて東京を下す。松澤さんは「(私はただ)立っていただけ」と照れ臭そうにかすれ声で話した。

 決勝戦の相手は長崎県代表。第3ピリオドまで辛くもリードしてきたが、最終ピリオドで窮地を迎える。逆転こそ許さなかったものの、長崎の猛追はそれまで積み上げてきた得点差をじわじわ縮め、流れは傾きかけていた。

 残り5分―。焦りからか得点と時間に何度も目をやったが、ベンチワークに抜かりはなかった。教員になって20年。ベンチに座り、これまで幾度もくぐり抜けてきた土壇場で、タイムアウトの要請は適確。選手に「ポジションチェンジ、リバウンド、セーフティ」と、どれも基礎基本の単語を繰り返し、再び送り出した。

 試合終了のブザーが鳴り響く。スコアは59-57。最終ピリオドで一度も見せなかった笑顔がはじけた。試合後のインタビューで「競技人口最多の神奈川というプライドや、選手を預かる責任もあったが、強化技術のスタッフなど、仲間みんなでできているという安心感があった。選手にありがとうと伝えたい」と話した。
 

選手の目を見て指示を出す松澤さん
選手の目を見て指示を出す松澤さん

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

かもめ図書館でボードゲーム

かもめ図書館でボードゲーム

3月23日、26日

3月16日

団体戦も「全国優勝」

旭丘高校相撲部

団体戦も「全国優勝」

高校選抜に出場

3月16日

キッズサッカー体験会

小田原サッカー協会主催

キッズサッカー体験会

3月31日、酒匂川広場で

3月16日

横田俊一郎医師の叙勲祝う

横田俊一郎医師の叙勲祝う

「地域医療に多大な功績」

3月16日

第2弾は「みかんもなか」

第2弾は「みかんもなか」

学生と市民団体ら協同で

3月16日

ベンチを塗り替え

錦通り商店街

ベンチを塗り替え

3月16日

いっぱい遊ぼう!コロナワールドのキッズフェスタ

映画館、天然温泉、ボウリング場、ゲーム、レストランを楽しもう!

https://www.korona.co.jp/WhatsNew/Detail.asp?Seq=4555

花咲く日、感動のやさしさに逢える。

身近に生きる野の花にやさしい言葉を添えた作品。観る人の心にそっと寄り添い励ましてくれることでしょう

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月16日0:00更新

  • 3月2日0:00更新

  • 2月24日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook