小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2017年6月10日
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大舞台を前に「リラックス」と小出さん
光明学園相模原高１年生の小出涼音さん（小田原市内在住）が、８月２日に福島県会津若松市で開幕する全国高校総体テニス大会（インターハイ）に初出場を決めた。
仲間の声援を力に変えた。「自然に声とガッツポーズが出た」と振り返る県総体の女子シングルスで３位に入り、高校生活最初の全国切符を手に入れた。「素直にうれしい」と一息ついた。
入学して間もない４、５月に出場した関東大会県予選も３位。横浜市内で始まった「関東高等学校テニス大会」にも挑戦する。テニススクールと高校の大会が重なり、試合数もこれまでより増えた。「何の大会に出場しているのか、心と体を追いつかせることに必死」と話すが、日頃から体のケアにも気を配り、持ち合わせた身体の強さも随所に発揮されている。
「貫く、攻撃の姿勢」
「守る発想はない。下がれない」。小出さんは神奈中テニススクールで小学１年生から硬式テニスを始め、幼い頃から攻めのスタイルに磨きをかけた。過去には12歳以下の部で関東を制したこともある実力の持ち主。放課後は同スクールや小田原テニスガーデンなどを拠点にトレーニングを積む日々で、関東ジュニア選手権（７月15日開幕）への出場権も手にしている。「インターハイ出場決定」は通過点。大会直前まで毎週末連戦の日々が続く。
しかし、この日と決めたオフは「クリスマスプレゼントに両親にお願いして買ってもらった」という国際規格の卓球台に向かい、リフレッシュして「テニスを忘れるひと時」。好成績を生み出す理由となっている。「今、目標はあえて決めていない。一戦一戦に集中している」と話していたルーキーが見据えるのは「インターハイでベスト８」。ここから一気にトップギアへと上げるヤングウーマンが、高校最高峰の大舞台でパワーを発揮する姿に期待が集まる。
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