小田原相撲連盟の初代会長に就任した 田川 順也さん 扇町在住 46歳
前を向き夢を追う
○…今夏10年ぶりに開催される大相撲小田原場所。その記者会見場で「相撲を通じて青少年育成に携わっていきたい。いつか2市8町から横綱を輩出したい」と初代会長として熱い思いを述べた。飲食、建設、農業法人など6つの会社の経営者。多様な業態も「作って人に渡して喜んでもらい、お金をもらえる。モノづくりという点は一緒」と柔和な笑顔をみせる。
○…南足柄市出身。高校を辞めて板前修業、ホテルのフロントなど職を転々。20代半ばで居酒屋を始めたが借金を作り昼間に建設業のアルバイトに。そこでノウハウを学び建設会社を立ち上げると持ち前の経営センスを発揮し数年で借金を完済した。事業が安定すると飲食業に再チャレンジ。いくつか閉店の憂き目にもあったが「負けを認めなければ失敗ではない」と常に前向き。2012年に小田原漁港にオープンさせた「小田原早川漁村」は浜焼き、屋台、土産物など外から見た”小田原で体験したいもの”を揃え一大観光スポットに押し上げた。
○…小学4年生から0歳までの4男1女の父。最近こそ、ゆっくりできる日が増えたというが自宅で夕食をとるのは1週間で1日か2日。「上の子とはあまり遊んであげられなかった。キャッチボールをしたり、月並みなことが新鮮」としみじみ。それでも頻繁に携帯電話は鳴る。家庭での仕事モードと優しいパパの両立が今の課題だ。
○…自身は相撲未経験。中学の後輩で、旭丘高校相撲部で顧問を務める岸田光弘さんとの再会によって相撲とつながった。経営する店で相撲部員たちに夕食をふるまう。魚介のちゃんこなど特製メニューに「1週間で2升の米が無くなりますよ」と目を細める。いつか小田原に相撲場を作りたい。富士山を背景に、小学生から大人の大会や大相撲巡業を毎年開催したい。輝かせる瞳の奥には実現へのアイデアがぐるぐると回っている。
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