小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年6月17日
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「親父はプロゴルファーにさせたかったみたい」。小学5年生の時、父親にせがむと早速ゴルフクラブを買い与えられた。
「習字やそろばんは三日坊主」だったが、運動神経は万能。サッカークラブではフォワードとして活躍したが、ゴルフは思うようにいかない。だが、その難しさがヤル気に火をつけた。
ゴルフの強豪だった向上高に進学すると、毎晩誰よりも遅くまで居残り練習。ベストスコアは80を切り、インターハイにも出場した。
実績をひっさげて東北福祉大へ推薦入学。順風満帆なゴルフ人生を歩んでいたが、3年時、余暇に出かけたスノーボードで左肩に全治6カ月の大怪我を負う。「国内トップレベルの選手が集う大学で、周囲との力の差も感じていた頃だった」。これを機にプロの道を断念。初の挫折だった。
「ゴルフも人生も失敗の方が多い。大事なのは自分の力量を知り、いかに失敗の数を減らすかということ」。ゴルフで学んだ教訓は、社長業でもあらゆる場面で生きる。「ミスショットも落胆せず、『まあいいや』と切り替えると次は不思議とうまくいく。困難も笑顔でいることが大事です」
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