小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年6月17日
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千代中学校の1年生166人が6月8日、上府中公園西側の田に稲を植えた。
総合的な学習の授業の地域理解学習として、上府中地区まちづくり委員会と同校で協議し今年初めて行われた企画。生徒は裸足で田に入ると歓声をあげ、「1カ所に3〜4本の苗を植えて」という地域の人の指導通りにキヌヒカリの苗を植えていった。
主食で一番好きなのは「米」と威勢よく答えた倉本一輝君は、白いTシャツをわずかに汚しながら「家でゲームするより有意義な時間。こういう授業や体験をもっと増やしてほしい」と笑顔で話した。
この日を楽しみにしていたのは生徒だけではなかった。当日まで天候に苛まれながらも、1年間かけて万全の準備をしてきた同委員会の沖山明さんは「生徒のやる気がすごい。雨に降られず本当に良かった」と安堵の表情を浮かべた。