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好きでした、つぼ八 昭和から走り続け40年で幕

経済

公開:2017年7月15日

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最終日も続々と来店
最終日も続々と来店

 世間がプレミアムフライデーを迎えていた6月30日、昭和の時代から小田原駅前を彩ってきた居酒屋が暖簾をおろした。

 つぼ八小田原駅前店─。年中無休で走り続けてきた店の最終日は、予約客で溢れていた。閉店を知って駆けつけた”つぼ八ファン”にも店員がお断りするほど。店内では、「なくなっちゃうなんて悲しくて、悲しくて…」と最後の一杯を感慨深げに口へ運ぶ常連客、会社の同僚と利用していた50代の女性3人組が思い出話に花を咲かせた。

 その3人は誕生日のタイミングで利用していたと言い、「店員さんが歌いながらホールケーキを運んでくれた。その瞬間だけはフロアを真っ暗にして、知らないお客さんも祝ってくれて」。かつて働いていた畠山英幸さん(39)も「お客さん同士、スタッフも加わり仲良くなれる雰囲気があった」と懐かしむ。

朝まで、団体利用で客数増加

 『ポテト明太子焼』に『つぼ八ステーキ』、ドリンクの『ピンクシャワシャワ』。全国にフランチャイズ展開する「つぼ八」に加盟し、長谷川◎子社長(76)が小田原で看板を揚げたのは40年前。座敷があったため、個人客だけでなく、忘新年会や成人式後の同窓会など団体利用にも恵まれた。お堀端通りで営業していた時は、早朝5時まで人々の宴を支え続けた。

 5年前に現・トザンイースト横に移転してからも雰囲気は変わらない。社長がテーブルで常連たちと酒を酌み交わし、無料で振る舞う姿も。最終日は花束を持った人が次々と来店。体調不良を理由に、店を畳む決意をした長谷川社長は声を絞り出した。「大勢の人にめぐり逢えた。みんなにありがとうと言いたい」

◎はりっしんべんに容
 

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