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防災総合ペット育成協会理事長の 中川 都子(くにこ)さん 桑原在住 43歳

公開:2017年9月23日

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その生命、守り抜く

 ○…大切な家族の一員であるペットの命を「守りたい」。その一心で今年8月、防災総合ペット育成協会を発足させた。災害時に備え、避難所の組織作りからマナー、日頃のしつけに至るまで。「同行避難」に向けて動き出した。理事長を務めながら自身も愛犬の飼い主として「ペットを飼うには自覚と責任を持ってほしい。そのサポートをしていきたい」

 ○…東京都新宿区に生まれ、小田原市栢山に小学4年生時に移住した。「小田原は空気がきれいだろう」家族会議により、単純な考えで決まった引っ越しだった。当時から家族で雑種犬を飼い、いつしかペットは「いて当たり前」の存在に。結婚し、自らの家庭を持つようになっても動物を愛する気持ちは変わらず。4年ほど前からラブラドール2頭も家族に加わり、「いなくてはならない」存在になった。「飼っている以上は責任をもたないと。犬や猫はなにも悪くない」

 ○…福祉車両や保険、温泉宅配を担う会社を営む夫の右腕としての役割を果たす傍ら、早くも2人の孫の祖母でもある。「家族がいっぱいで、あれやこれや大変だけど活気があって面白いよね」。やはりこの人には笑顔が似合う。「これから将来のために、災害の有無に関係なく子どもたちに命の大切さを伝えていきたいな」と目を輝かす。

 ○…「これ以上、辛い思いをするペットを増やしたくないの」。今年、訪れた東日本大震災の被災地宮城県で、動物を愛するだけに「あえて知りたくなかった現実」を目の当たりにした。保護されていない、人に慣れていない、狂犬病の注射をしていない、避難所で飼い主が肩身の狭い思いをしたなど、辛い思い出も聞いた。「あれを見たら何もしないわけにはいかない」。強い思いを胸に、地元の仲間らと共に立ち上がった。「その命、最後まで守る」。ペット防災がここ小田原から走り出した。
 

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