「第29回神奈川県ジュニア体操競技選手権大会」が9月9・10日に秦野市総合体育館で行われ、市内田島のとらい体操クラブに所属する3人が、全国大会への切符を手にした。
11月の「第12回全国ブロック選抜U12体操競技選手権大会」の神奈川予選も兼ねた同大会小学生の部。女子個人総合2位の沖山遥菜さん(国府津小6年)と3位の田代葵さん(岡本小6年)、男子では3位の北村大和君(下府中小6年)が県代表の座をつかんだ。
揃って表彰台
膝の痛みをこらえて出場した沖山さんは、得意の跳馬だけでなく苦手な段違いでも高得点を出し、個人総合2位に。「跳馬でいつもより勢いをつけることができた。段違いは失敗しなかったのがよかった」と振り返る。大きなミスこそなかったものの、細かなミスはあった。全国に向け「ミスを修正して、予選で使えなかった1回ひねりの技を入れたい」と意気込んだ。
跳馬で11・950と最高点を出し、沖山さんに続いた3位・田代さん。前日までは踵の痛みがあったが、「試合当日に痛みはなく着地も決められた。まあまあ良くできたかな」と自己評価はまずまず。「全国ではいい演技がしたい」。万全の状態で飛躍を誓う。
2人の全国出場に胸を撫で下ろしたのは中山明美コーチ。「U12は今年最後の大会。順位や点数にこだわらず、練習してきたものを全部出し切って欲しい」とエールを送った。
新技に挑戦
男子3位の北村君は、結果を知った瞬間驚きを見せた。「全力を出して全国へ行けたらいいなという気持ちでやった。落ち着いて演技もできたし、頑張れたのかなと思う」
これまで跳馬に新技を加えてこなかった北村君だが、来月には進化した姿を披露するつもりだ。「ゆかや鉄棒、平行棒もレベルアップさせたい」と全国仕様を手に入れるべく練習に励む。浜田晃コーチは「彼はオールラウンダー。ミスがなければ良い結果がでるのでは」と期待を込めた。
全国大会は11月11日(土)・12日(日)に山梨県で開催される。
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