少年ソフトボールチーム「酒匂ブルーウェーブ」が、10月9日まで行われた西湘大会2部(5年生以下)で優勝した。小田原市と南足柄市の14チームが出場。酒匂は今年5月に開催されたジュニア大会でも優勝しており、5年生以下大会は春秋連続での制覇となった。
準決勝の南足柄戦では内田愁也君(酒匂小5年)が満塁ホームランを打ち、勝利へ導いた。決勝の大窪戦は序盤5点をリードされたが、「諦めないで最後まで笑顔」を合言葉に気持ちを切り替え反撃。四球、セーフティーバントでランナーをため、エースで主砲の二宮陽斗君(同5年)のホームランや4番柳下慎之介君(同5年)のタイムリーヒットで逆転し11対10で接戦を制した。準優勝に大窪、3位に南足柄と報徳が輝いた。
はじまりは5人
少子化によりソフトボール人口が減る中、酒匂も例外ではなかった。一昨年の11月、6年生が引退するとチームは5人に。「まずは楽しく」と、ゲーム感覚でソフトボールに触れてもらう体験会を数多く行ってきた。今では19人に増えたが、半数以上は入団当時キャッチボールができなかったという。「もっと練習したい、勝ちたいという気持ちが子どもたちから湧いてきました。一人の力ではなく、みんなの力でカバーしていけたら」と、加藤学監督(53)は意気込みを語った。