神奈川県はこのほど、ひとり親家庭への支援拡大を目的に、平日夜間と土日の電話相談を開始した。
2016年国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、15年の国内の子どもの貧困率は13・9%、特にひとり親世帯の貧困率は50・8%で、2人に1人以上が相対的貧困の状況にあることが明らかになった。
そのため県では、15年と16年に「神奈川県ひとり親家庭アンケート」を実施。「平日昼間は仕事で相談に行けない」という声を受け、平日夜と休日に相談できる電話相談窓口を開設し、支援を必要とする人が行政などの支援に確実につながるよう、ひとり親家庭の相談支援体制を充実強化することにした。
専用ダイヤルは10月23日の午後5時に受付をスタート。平日午後5時から午後10時、土日祝日の午後2時から午後7時に相談窓口として電話を受け付ける。
離婚に伴う悩みや仕事、子育て、教育費など生活上の不安や困りごとについて相談員が話を聴き、必要に応じて支援制度や専門窓口を案内する。電話は【電話】045・211・5213へ。