小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年12月9日
エリアトップへ
小田原警察署管内の振り込め詐欺の被害件数が12月4日時点で62件、被害額は県内3位の2億700万円となっている。同署では被害を食い止める策として11月27日、小田原駅東西自由連絡通路で関係団体約50人が参加し、啓発キャンペーンを実施。通行人に注意を呼びかけた。同署では、「電話での金の要求は詐欺。すぐに警察に相談してほしい」と話す。
救いの手に感謝状
同署では詐欺を未然に防いだ市民らに、功労に対する感謝状を贈呈した。
さがみ信用金庫富水支店職員の渡辺えみさんは11月16日、口座にあるほとんどの預金を引き出そうとしていた高齢女性の様子に詐欺を疑い、声掛けを実施。「自宅の改修にあてる」との説明を受けたが、近くの郵便局でも金を引き出す姿を目にしたため、改めて話を聞いたところ詐欺が発覚した。
市内在住の中村美枝子さんとゆかりさん親子は11月24日、携帯電話で通話しながらATMを操作する高齢の女性に対し、積極的に声をかけ、被害防止に尽力した。12月4日に兼子栄司署長から感謝状が贈られた中村さんは、「並びながら見ていて混乱されていた様子だったので声をかけた。何事もなくほっとしたという一言に尽きる」と話した。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|