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海と緑に溶け込む駅舎 根府川駅を住民らで塗り替え

社会

公開:2017年5月27日

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 海を一望できる駅舎が、空色に―。関東の駅百選にも選ばれているJR東海道線・根府川駅の駅舎が5月20日、住民らの手によって塗り替えられた。

 1922(大正11)年に開業した根府川駅は、これまで5回外壁の塗り替えが行われてきた。ここ数年、塗装の劣化が目立つようになり、JR東日本設立30周年記念の一環として「地域の皆様と何かできないか」(山中貴巨真鶴駅長)と、住民と協同での塗り替え作業が企画されたという。

 当日は親子連れらが駅職員とともに刷毛やローラーを持って、真剣な表情で駅舎を染めていった。大の鉄道好きという平戸洸太君(8)は弟の星哉君(3)と参加。「スーパービュー踊り子が好き。海が見える駅を自分が塗ったと自慢できる」と晴れやかな表情をみせた。

 1時間程の作業で、駅舎全体は薄水色に生まれ変わった。あわせて幅木や窓枠も薄いエメラルド色に塗り直され、山中駅長は「緑と海にもよく合う。これからも根府川駅に愛着を持ってもらえれば」と話した。

防空監視哨だった根府川駅

 またこの日は42(昭和17)年に駅員として勤めていた加藤仲男さん(91)が招かれ、勤務中の3年間を語る場面もあった。鉄道業務よりも防空監視業務が優先された当時を振り返り、米国の艦載機が海上を駆け抜けていく様や、出征時に駅長たちから激励の署名が入った日の丸を受け取ったエピソードを披露=写真。加藤さんはかつての職場を前に「綺麗になった駅を亡くなった人たちにも見せてあげたい」と目を細めていた。

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