小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年7月22日
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「がんばれ」、「なんとか1勝」。8cm四方の付箋に書き込まれているのは、高校球児へのエール。小田原百貨店栢山店の精肉コーナーで現在、高校野球の応援ボードが設けられている。
「お客様同士の会話のきっかけになり、売り場が盛り上がれば」と発案したのは7年ほど前。担当者の芹澤正明さん(53)が始めた企画だ。自身は高校で一度野球から離れ「どうして続けなかったのか、ずっと後悔している」という心残りもあり、現役球児を応援する思いは店内一強い。
これまでは模造紙に書き込むスタイルだったが、今年からバージョンアップ。ボール型の色紙や模型に付箋を貼りつけ、ユニフォームやメガホンなど応援グッズで飾り付けた。「孫の高校だよ」「今日はどこが勝った」など組み合わせ表を前に足を止める買い物客も多く、評判は上々。神奈川大会終了後は全国仕様にリニューアルし、甲子園決勝まで設置される予定だ。