小田原市と足柄下郡の児童生徒が、夏休みの自由研究として取り組んだ作品を展示する「第67回小田原市児童生徒科学展覧会・足柄下郡生徒科学展覧会」が9月26日まで市民会館で行われていた。337点の中から小中学校各10点が特別賞に入賞し、表彰式は9月26日と10月6日に行われた。
中学生の授賞式で栢沼行雄教育長は、単年で終わらず2年、3年と同じテーマで研究していることに触れ「深まりを求めるのが科学の目」と称した。また、小田原・足柄下地区中学校教育研究会の田中修会長は、電話を発明したグラハム・ベルの「私は実験において失敗など一度たりともしていない。これでは電球は光らないという発見を今まで2万回してきたのだ」という言葉を若きサイエンティストたちに贈った。特別賞受賞者は以下。敬称略。
【中学生の部】〈教育長賞〉尾崎誠太郎(白山2年)/渡邉渚月(なつき)(城南2年)/奥津拓真(泉3年)/江原広翼(こうすけ)(城北3年)/小原愛(真鶴3年)〈教育研究会長賞〉高田実優(みゆ)(白鷗3年)/高橋和希(白山2年)/柏木麻子(まこ)(酒匂2年)/前田廉(酒匂2年)/福田洸太(箱根3年)
【小学生の部】〈教育長賞〉梅澤佳奈子(足柄5年)/近籘友揮(東富水6年)/近籘将生(まさき)(東富水3年)/菅沼彩音(矢作6年)/谷中咲里愛(さりあ)(豊川6年)〈小学校長会長賞〉鈴木歩睦(あゆむ)(三の丸5年)/永埜(ながの)真衣(芦子6年)/近藤佑太(久野5年)/小笠原麗愛(れいあ)(東富水3年)/三廻部優人(富士見6年)
中学生の特別賞作品は10月18日(水)〜24日(火)に県立青少年センターで行われる「日本学生科学賞神奈川県作品展」に出展される。