10月27日(金)から11月9日(木)は読書週間。小田原市立図書館(城内)とかもめ図書館(南鴨宮)では図書資料の利用促進を目的に、今年のテーマ「本に恋する季節です!」にそったおすすめの本をリーフレットにまとめた。すでに各図書館のカウンター等に置かれているほか、小中学校・高校にも配布されている。
市は子ども読書活動推進の一環として毎年、読書週間にあわせてリーフレットを作成している。読書に親しんでもらおうと、解説とともに図書館おすすめの本をまとめたもので、今年は小学生向けに12冊、中学生・高校生向けに10冊を紹介している。
また、各図書館では、これらの本の特集コーナーも設置。同館担当者は、「たくさんの本にふれて、読む度に胸がドキドキするような素敵な一冊を見つけてみてください」と利用を呼びかけている。
利用状況は下げ止まり
各図書館ではリーフレット作成のほかにも、布の絵本展や絵本の読み聞かせ、さらに昨年度からは図書館を活用して身近な疑問を調べる学習コンクールを始めるなど、利用推進に向けた企画を実施している。
市がまとめている「図書館概況」によると、昨年度の市立図書館における貸出者数は12万2061人で、貸出冊数は41万4092冊。記録が残る1995年度以降で、ピークは貸出者数が2004年度の16万6309人、貸出冊数は09年度の52万6079冊で、これらと比較するとそれぞれ約25%減少している。
活字離れが叫ばれる世相を反映した数値だが、過去5年間でみると下げ止まり傾向にある。これについて市担当者は、「さまざまなイベントを実施していることが、安定した数字につながっているのではないか」と推測する。
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