被災者支援へ対応始まる 足柄上地域各市町で義援金や支援物資
3月11日に発生し、甚大な被害を出している東北地方太平洋沖地震。発生から時間が経つにつれて多くの犠牲者や被害状況が明るみになる中、足柄上地域の各市町では義援金や支援物資の提供など、被災者支援の動きが始まっている。
南足柄市(沢長生市長)では地震による甚大な被害が判明しはじめた12日朝、緊急部長会議を開催し、被災地の被害状況から毛布の提供と現金での支援を決定し、防災無線等で市民に支援の呼びかけを行った。
庁舎1階アトリウムで午前10時から始まった義援金と支援物資の受付には2日間で延べ3000人以上の市民が訪れ、約2800枚の毛布と1400万円の義援金が集まった。
集まった毛布は(株)まるだい運輸倉庫へ協力を要請し、地震による津波で2000人の市民が被害を受けた宮城県岩沼市(井口經明市長)へ届けるため、13日夕方には支援物資を載せたトラックが出発した。
計画停電周知へ
広報の号外なども
松田町(島村俊介町長)では、地震発生時、桜まつり等に訪れていた観光客ら330人が帰宅困難者となったことを受けて、町民文化センターと町役場を開放して一晩受け入れ、町の備蓄から水や毛布、紙おむつなどを配布した。また東京電力から発表された計画停電のグループ分けが複雑だったことを受けて14日、広報の号外作成を決定し、同日昼頃には自治会を通じて町内の全戸に配布した。
また開成町、大井町、山北町、中井町でも義援金の受付など、被災地支援への取り組みが始まっているほか、備蓄分の毛布の提供なども行われている。
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