神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2011年4月30日 エリアトップへ

開成町 新町長に府川裕一氏 選挙翌日に初登庁 職員ら約80人が出迎え

公開:2011年4月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
女性職員から花束を受け取る府川氏(右)
女性職員から花束を受け取る府川氏(右)

 露木順一前町長の自動失職に伴い4月24日、13年ぶりに実施された開成町長選挙。新人同士の一騎打ちとなった選挙戦は、4850票を獲得した元町議会議長の府川裕一氏(55)が、元会社役員の山本研一氏(57)を1239票差で破り、初当選を果たした。投票率は68・35%で、前回(平成10年 77・39%)より9・04ポイント下回った。府川氏は翌25日に初登庁し、町職員らに拍手で迎えられた。

 府川氏は25日の早朝5時から8時まで雅子夫人と開成駅前に立ち、当選のお礼を述べた。その後、8時30分に初登庁すると、役場前では町職員ら約80人が新町長を出迎えた。

 役場を代表した女性職員から花束を受け取った府川氏は「皆さん方の働きやすい職場を目指し、また町民の皆さんのためにこれから命がけで働かせて頂きますので、よろしくお願い致します」と決意を述べた。

 本紙の取材に府川氏は「自治会長2年の経験から“開成町の宝は自治会活動”と実感した。活動を積極的に支援していきたい。また東日本大震災を教訓に、津波や酒匂川の氾濫などの水害を想定した防災計画の改定が必要。町民の命に関わる事なので、最優先で取り組みたい」と語った。

明暗分けた選挙戦

 2氏の出馬表明から告示までわずか1週間という異例の短期決戦となった今回、府川氏は自治会長OBらの支援を受けながら、地区ごとの街頭演説などで自身の考えを訴えた。

 24日の当確後、府川氏は選挙事務所に集まった支持者の一人ひとりに頭を下げ、握手を交わして喜びを分かち合った。あいさつでは「2年間の自治会長経験が私の新たな源となった。今回の選挙は、県議選で敗れてからの4年間で府川がどう変わったか、今までの府川とは違うことを町民に示すことができるかが勝負と思っていた。露木町長の後は府川しかいない、と自信を持って訴えることができたのも、私を変えてくれた皆様のおかげ。今、スタート地点に立った思い」と述べた。

 府川氏は開成町延沢在住。東京理科大学経営工学科卒、元開成町議会議長。NPO法人理事長。

山本氏「陰ながら支えたい」

 敗れた山本氏は「民間での経験を町政に活かしたい」と訴え、精力的に活動したが及ばなかった。

 山本氏が「今回の結果は私の不徳の致すところ。大きな選挙となったが今後、町が二分しギクシャクすることが無いよう陰ながら支えていきたい」と述べると、支援者から「ご苦労様」「また4年後がんばろう」などの声援が寄せられた。

I000054475.jpg

支持者と当選を喜んだ(24日)

I000054476.jpg

敗戦の弁を述べる山本氏

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook