南足柄市長選 加藤修平氏が初当選 現職と新人3人による激しい選挙戦を制す
任期満了に伴う南足柄市長選挙が統一地方選挙の後半戦、4月24日に投開票された。現職で3期目を目指す沢長生氏(63)に対して、新人の加藤修平氏(62)、杉本健二氏(55)、滝本妙子氏(61)の3人が挑むという激しい選挙戦になった市長選。「南足柄再生」を掲げ、沢市政を「ほっとけない」と訴え続けた加藤修平氏が620票差で沢氏に競り勝ち、初当選を果たした。
午後10時30分頃、支持者で溢れる事務所に加藤氏が姿を見せた。同時に、当確の報告が後援会幹部から発表されると、事務所内は歓声と拍手の嵐となり、「修平コール」が沸きあがった。涙を流して抱き合う支持者の姿もあった。マイクの前に立った加藤氏は「感無量です。この喜びを市民の皆様と分かち合いたい。同時に身の引き締まる責任の重大さを感じている。市民こそ主役、血の通った政治の実現にむけて邁進していきたい」と喜びの表情で話した。元市職員の加藤氏は4年前に市長選に初挑戦し、沢氏との一騎打ちで敗れている。2度目の挑戦で雪辱を果たした。
加藤氏は勝因について、「この8年間の市政に対して、このままでいいのか、12年間また同じ市政が続いていいのかという市民の声が結果につながった」と分析し、「職員の皆さんと、また市民の皆様と一緒にチーム南足柄で、心を一つにして温かい市政を実現したい」と抱負を述べた。間宮恒行大井町長、島村俊介松田町長、露木順一前開成町長らも駆け付け、当選を祝った。午後11時過ぎには沢氏も姿をみせ、握手を交わした。
|
|
|
|
|
|