大井町 "副産物"で被災地支援 緑のカーテンのゴーヤを販売し義援金に
大井町役場1階の東側入口で、節電のために設置されているグリーンカーテンで育ったゴーヤがチャリティー販売されている。
同町では役場庁舎や中央公民館など5つの公共施設で、ひょうたんやゴーヤを使ったグリーンカーテンを設置している。夏の日差しを受け大きく育ったゴーヤは約50本ほど収穫され、1本百円で販売。売り上げは東日本大震災の被災地への義援金として寄付される。
担当課の職員は「せっかく収穫できたゴーヤなので、少しでも被災地支援に役立てられないかという話が職員の中から出たため、販売して売り上げを義援金に回すことにしました。庁舎を訪れる多くの方に協力していただいています」と話す。
夏場の電力不足の対策として、「大井町電力・節電対策基本方針」を制定している同町では、グリーンカーテンのほかにも、施設ごとに照明機器の消灯や閉館時のエレベーター休止など、細かく設定された節電実行計画を定めているほか、町政懇話会などを開催し、町民に向けて節電の協力を呼びかけるなど、町全体で節電に取り組んでいる。
その効果は数字として現れており、7月の電気使用量は昨年と比較して役場庁舎で49・6%、中央公民館で38・2%、総合体育館で28・8%という高い削減率を達成。町内の福祉施設や学校施設などを合わせた平均でも28・4%の削減に成功している。
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