開成町吉田島の九十間土手で11月25日、開成南小学校4年生約90人が、河川の氾濫から市街地を守る堤防の「かすみ堤」について学んだ。
これは4年生が郷土の歴史を学ぶ現地学習の一環として、かすみ堤に詳しい「足柄の歴史再発見クラブ」を講師に招いて、5年前から行われているもの。同クラブでは開成小、開成南小、南足柄市の福沢小の3校の現地学習に協力している。
児童らはクラスごとに3班に分かれて酒匂川沿いを移動。大脇良夫顧問ら同クラブのメンバーから説明を受けながら、酒匂川沿いにある松並木や治水碑、資料を展示している酒匂川ふれあい館などを見学して歩いた。また当日は府川裕一開成町長も臨時講師となり、九十間土手の上で児童らに「これはどうしてだと思う?」など質問を投げかけながら、かすみ堤の働きや、酒匂川の氾濫の歴史について解説した。
初講師となった府川町長は「細かい所まで覚えなくても良い。この場所が何で、どんな時に役立ったのかを知ってもらうことが大切」と意義を語った。
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