南足柄市立福沢小学校4年生62人が12月6日、酒匂川沿いの春日森土手から福沢神社にかけて歩き、郷土の治水史について学んだ。
これは同校の依頼を受け、郷土史研究グループの「足柄の歴史再発見クラブ」が、出前講座として講師を買って出たもの。児童らは、大脇良夫顧問ら同クラブのメンバーの案内を受けながら文命西堤碑や岩流瀬土手、千貫岩などを巡り、酒匂川の氾濫の歴史や、洪水から地域を守るために先人が築いた水防設備などを見学して歩いた。
特別講師に加藤市長も
文命東堤碑がある福沢神社では、特別講師として加藤修平市長が参加した。
加藤市長は、約280年前に大口土手を再建した田中丘隅の功績を「堤を造っただけでなく、住民が常に川に対して関心を寄せるしくみも作った」と称賛し、「私も近くの千津島地区の出身。子どもの頃に祖母から、祭りなどで福沢神社に行く時には(いざという時に竹籠に入れて水をせき止めるための)石を持っていくように言われたような記憶がある」と自身の思い出話なども交えて講義した。
見学を終えた児童らは「土手の高さや幅におどろいた」、「酒匂川が、色々な川から来た水でできていることがわかった」と口々に感想を語っていた。
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