山北町三保地域 小・中連携で長距離走 合同で初の持久走・マラソン大会
雪を被った富士山と紺碧の丹沢湖-。冬の澄んだ空気のなか、山北町三保地域の町立三保小学校(23人、加藤陽一郎校長)と町立三保中学校(18人、青島純夫校長)で15日、小学校、中学校が合同で行う初の「持久走記録会・校内マラソン大会」が開催された。
足柄上郡中学校教育研究会の指定校である三保中学校が、地域特性を活かした学校教育を推進するなかで初めて実現したもの。従来、三保小は「持久走記録会」、三保中は「校内マラソン大会」をそれぞれ体育の授業で行っていたが、合同で実施し、幼稚園児も参加した。
開会式の後、スタート地点の大仏大橋に集まった児童、生徒たち。中学生の3000m(女子)、4000m(男子)に続いて、小学生の800m、1000m、1500mがスタートした。号砲を合図に走りだすと集まった保護者らが応援、橋の上でワカサギを釣っていた人たちも拍手に加わった。丹沢湖沿いを走るコースの途中では町立三保幼稚園児が待機し、「がんばって〜」と声援を送った。児童、生徒らは全員完走。最後に幼稚園児9人も走って戻ると歓声で迎えられた。小・中のPTAでは豚汁を作ってねぎらった。閉会式で青島校長は「みんな立派に走った。これからも色んなことがあると思うが、途中であきらめないで、目標に向かって頑張ってほしい」と話した。
山北町では町立中学校統廃合の方針を発表しており、三保中学校は平成25年度をもって閉校になる予定。
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