茶畑に新芽再び 足柄茶の初摘み始まる
「かながわ名産100選」などに選定されている『足柄茶』。5月に入り、茶畑に青々とした新芽が芽吹き、足柄地域の茶畑では摘み取り作業が本格的に始まっている。
足柄茶は昨年、東日本大震災の影響から出荷停止となっていたが、茶葉のほぼ全量を刈り取る「深刈り」を行うなど、生産農家と県農協茶業センターが今年度の生産に向けて準備を進めてきた。
県では5月8日に小田原市、秦野市、開成町の茶葉から取った抽出液の検査を行っており、放射性セシウムの数値が、厚生労働省が定める基準値を下回り、安全が確認され次第、製茶作業を始める予定。他の市町でも15日までに順次、検査用の茶葉の摘み取りが行われる。
走り茶(1番茶)は「深刈り」を行った影響で、例年より遅い5月20日(日)からの販売が予定されている。
県農協茶業センターの担当者は「順調に生育しており、香りが良く、味わい深い充実したお茶が期待できます」と話している。
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